ABOUT
一般社団法人次世代漆協会は、日本が世界に誇る漆文化を次世代に継承していくことに、漆を増やすことで貢献していきたい。
この想いをもとに、岩手県盛岡市で設立しました。
日本各地で代々受け継がれてきた特色ある豊かな漆器文化や世界で高い評価を受けている漆芸品の数々、そして国宝や重要文化財の修復などの礎となってきた国産漆。
現在それが不足しています。
遙か一万年以上前の縄文の時代から、日本の歴史、風土、文化、政治、経済といった、人間の営みの中に漆は存在し、先人たちのたゆまぬ生業によって脈々と受け継がれてきました。
私たちが将来の世代に繋げていくためには、今、国産漆を増やしていかなければなりません。
私たちは、まずウルシノキを植え、増やすことから始めています。
ウルシの種を採り、苗を育て、植える。
健全で素性の良いウルシノキの生育を促し、樹液採取技術の研究とともに量と質の両面から良い漆が摂れるよう、日々探求を重ねる。
ウルシノキが育ち、漆を増やすことで生産地としての活性化に繋げる。
携わる人々の糧となり、ウルシ生産地域を形成する。
昨今、地域社会は少子高齢化、人口減少への一途を辿り活力が失われてきています。
私たちの取り組みは小さな一歩ですが、ウルシの生産が地域社会の生業となるよう育てることで地域に活力を与え、次世代に繋いでいくことで、漆文化の継承、持続可能な豊かな社会づくりに、微力ながら貢献していきたいと考えています。
次世代漆協会ウェブサイト
https://www.zisedai-urushi.org/